皆さんこんにちは。
平成最後のアカギレーシングです。
前回のブログで書いた、エンジン不調・プラグかぶりを直すためキャブレター清掃を行いました。
ジェット類に詰まりはなかったのですが、キャブボディの通路には詰まりがありました。
それとパイロットスクリューの開度が標準は全閉から 1-7/8戻しなのですが、このナイトホークは 2-1/2戻しになっていました。
エアクリーナーエレメントの汚れとキャブボディ(内の通路)の詰まり、それとパイロットスクリューの開けすぎがエンジン不調の原因ですね。
スロージェットは取り外したついでに交換しておきました。
左が新品で右がキャブに装着されていたものです。
どちらも同じようにみえますが・・・
少し形状が違いました。
スロージェット ♯35 99103-MT20350
あと、メインジェットとパイロットスクリューも新品に交換しました。
メインジェット ♯112 99101-GHB1120
スクリューセットA 16016-MAH-670
負圧キャブの要であるこの部品(バキュームピストンCOMP)は再利用することにしました。
本当は交換しておくべき部品なのですが、高いんですよねコレ・・・
このナイトホークはいろいろと改造しようと思っているのですが、キャブも交換予定なんですよ。
すぐに取り外すキャブにあまり金をかけられないという訳です。
もちろんしっかりと点検して、短期間乗るぐらいなら大丈夫という判断での再利用です。
上記と同じ理由で加速ポンプのダイヤフラムとフロートバルブも未交換です。
ジェットニードルはクリップ段数の調整ができないタイプですね。
なぜキャブを交換するのかというと
■負圧キャブが嫌い
■エアクリーナーボックスが嫌い
■純正キャブはセッティングの変更がしにくい
というのが主な理由です。
インテークマニホールドを取り外したところです。
ナイトホーク250は2気筒ですがキャブは1個なんです。
並列2気筒の空冷エンジンでキャブは1個なので、あまり手はかからないだろうな、と思ったのもナイトホークを手に入れたポイントです。
現在、整備が手つかずの不動車だらけですからね、
本当はナイトホークもやってる場合じゃないのですが・・・
インテークマニホールドのガスケット当たり面に傷があったので定盤と耐水サンドペーパーを使って研磨しました。
100円ショップで買ったサンドペーパーですが、十分使えました。
インテークマニホールド側にあるこのOリング、これはパーツリストに品番が載っていませんでした。
なので下記↓ のOリングを買って使用しました。
Oリング FKM-70 (4D) JASO F 404-2030
線径2.4mm × 内径29.7mm
こういうのを調べるのってめんどくさいんですよねぇ・・・
キャブレターインシュレーターガスケット 16229-KBG-771
も新品に交換しました。
キャブ本体を車体に取りつけ、最後にスターターバルブセットを交換してキャブ関係の整備は終了です。
スターターバルブセット 16046-KEN-620
これでやっと絶好調のナイトホークに乗れるんですね!^^
燃料コックON、チョークレバーを引きセルボタンを押すとエンジンはすぐに始動しアイドリングも安定!
やったね♪
その後アイドリング状態でしばらく暖機して、走りだしたのですが・・・
調子が悪い、エンジンが吹けない・・・
すぐに引き返してまたプラグを外してみると・・・
あああぁぁぁッ・・・・・
なんでや!?
試乗用のごまかしキャブ清掃とはいえ、やるべきことはやったのに・・・
とりあえずパイロットスクリューを閉めてみるかと思いスクリューを見てみるとガソリンがにじんでいる・・・
オーバーフローチューブからガソリンが漏れているわけではないのですが、油面が高くなっているようでした。
やはりフロートバルブは新品に交換しておくべきだったか・・・
と思いながらキャブをバラすとフロートチャンバーに小さなゴミがありました。
あぁ原因はコレかと思い、ゴミを除去して再びキャブを組み、車体に装着。
清掃したプラグも装着して、エンジンを始動するとバッチリでした。
60kmほど試乗してプラグを外してみると↑画像の状態でした。
ここまでくれば、あとは微調整でいけますね♪
やっと一段落つきました^^
これでとりあえず乗れるようになりましたが、まだまだ整備しなければならないところがいっぱいありますから、このナイトホークシリーズもまだまだ続きます!
それではまた! 令和もよろしくチューニング^^